【RAMPO 怒りの創作】完全栄養食『Huel』を自作する。

完全栄養食『Huel』は完璧な商品だと俺は思っている。味のおいしさ、栄養のバランス、素材の選択、環境への配慮、腹持ちの良さ。どれをとっても素晴らしい。

しかし、究極の節約を実践している俺としては唯一価格のみがネックとなっている。1食352円。1日5食で1,760円。1か月52,800円。実際、完璧な栄養を食事から摂ろうと思えばこの価格以上にはなると思う。毎食外食の人であれば安くつくだろう。食費を3万円に抑えたい俺としてはちと高い。

そこで節約家として自作できないか考えてみた。ヒュエルのいいとこをなるべく損なうことなくヒュエルのレプリカを作っていく。

この記事の目次【クリックでジャンプ】

ヒュエルの特徴9選

Huel(ヒュエル) HP

ヒュエルにはHuel パウダー、Huel ブラックエディション、完全栄養プロテインの3商品がある。
Huel パウダーが基本。
Huel ブラックエディションはHuel パウダーのタンパク質↑、炭水化物↓バージョン。
完全栄養プロテインは炭水化物、脂質を減らしたもの。
各商品の数値は以下のとおり。

Huel ブラックエディション

完全栄養食としてのおすすめはブラックエディションなのでこの商品の特徴9選を説明をしていく。

1.高たんぱくで必要な栄養素全部入り
  ・必須アミノ酸、必須脂肪酸、食物繊維、炭水化物(控えめ)、低糖、減塩、
   ファイトニュートリエントを豊富に含む完全栄養食。
  ・ファイトニュートリエント(植物性栄養素)とは、植物に含まれる物質で健康維持や美容、
   様々な効果をもたらす。

2.人工香料ゼロ・人工着色料ゼロ・人工甘味料ゼロ
  ・天然甘味料のステビアと有機ココナッツシュガーを使用

3.100%ヴィーガン・グルテンフリー・GMOフリー
  ・ヴィーガン対応のエンドウ豆と玄米から植物性たんぱく質を抽出。
  ・小麦(グルテン)はアレルギー反応を引き起こす可能性がある。
  ・遺伝子組み換え作物(GMO)とは除草剤に強い遺伝子を組み込むことで生産性を向上させた
   大豆のこと。

4.ラクトース・動物性物質、大豆を含まない
  ・ラクトース(乳糖)は乳製品に含まれる。日本人の20~25%は乳糖不耐症。
   症状は腹痛・下痢・吐き気など。
  ・動物性物質は肉、魚、卵、乳製品のこと。植物性のみで環境に配慮。
  ・米国で生産される大豆の94%が遺伝子組み換えであること。
   日本の大豆は70%が米国からの輸入であること。
   ※遺伝子組み換え大豆の人間への害はまだ不明。

5.必須脂肪酸を多く含む
  ・必須脂肪酸は体内では作れない。リノール酸(オメガ6脂肪酸)とαリノレン酸
   (オメガ3脂肪酸)の2種類の必須脂肪酸(EFA)を含む。
  ・フラックスシード(亜麻仁)・ヒマワリ種子から抽出。多価不飽和脂肪酸が多い。
  ・ココナッツから抽出された中鎖脂肪酸(MCT)含有。
   MCTは炭水化物のようにエネルギーになりやすい。

6.必須アミノ酸全種類を十分に含む
 ・エンドウ豆、オーツ麦、玄米、亜麻仁から必須アミノ酸をバランスよく配合。

7.水溶性と不溶性の食物繊維を含む
  ・水溶性は腸内環境を整え、食後血糖値や血中中性脂肪の上昇を抑える。
  ・不溶性は便のかさを増やしたり、便をやわらかくしたりする。

8.天然原料のビタミン・ミネラルを使用
  ・日本人のライフスタイルのニーズに応えるため、独自のビタミン&ミネラルブレンドも
   加えられている。

9.食事の一部、間食として推奨
  ・Huelを食生活に加えることで、不足しがちな栄養素を無理なく補給することができます。

完全栄養食とプロテインの違い

完全栄養食はすべての栄養が入っているのに対して、プロテインは栄養補助食品であるということ。

プロテインはタンパク質に特化しているため、生きるために必要な資質、炭水化物、ビタミン、ミネラル、食物繊維の量が少ない。そのためプロテインだけで生活するのは健康によくない。プロテインは他の食事やサプリと併用する必要がある。

その点、完全栄養食は何も考えず決められた量を飲めばいいだけ。すべての栄養が含まれている分、一回で摂取する粉の量もプロテインの2~3倍になるので腹持ちもいい。

プロテインのメリットはバランスのよい食事ではないときやトレーニング後などにタンパク質のみを追加で摂取したいときに最大限に効果を発揮する。炭水化物メインの食事のみ(うどん、ラーメン、お好み焼き、ピザ)を食べたときはタンパク質が不足するのでプロテインを飲むといい。ここで完全栄養食をとってしまうとカロリーの摂りすぎになり太る原因となる。

ヒュエル(レプリカ)作成

レプリカ作成にあたっておさえておくべきポイントを挙げる。前述の『ヒュエルの特徴9選』であげたものを優先度順に条件を満たしていきたい。商品の選定は信頼性があるブランドかつ価格が安いもの。使用する商品は下記のとおり。

  • マイプロテイン ピープロテインアイソレート(チョコレートフレーバー) 2.5㎏ 
  • マイプロテイン インスタントオーツ(粉末オートミール)ノンフレーバー 2.5㎏
  • アイハーブ オメガ-3 プレミアムフィッシュオイル 240粒
  • アイハーブ フラックスシードオイル ウィズ リグナン360粒

成分の条件は下表のとおり。

オリジナルとレプリカの成分比較は下表のとおり。

ヒュエルは完璧な商品だと俺は思っている。栄養バランスもすべて計算されつくしたものだろう。HPを見ればすべての疑問が網羅されているからだ。マイプロテインの商品にはそれがないからいまいちわからないこともある(ビタミン・ミネラルの表記がない等)。上記のオリジナルではビタミン・ミネラルを考慮していないからこれにマルチビタミン・ミネラルを追加しようと思う。

飲み方はピープロテイン45gとインスタントオーツ35gをシェイクする。オイル2種はカプセルなのでそのまま服用。
味はまだ飲んでいないのでわからない。ヒュエルはすごくおいしい。

結局完成したのはヒュエルの劣化版だ。栄養面を考えるならヒュエル一択。俺の場合、節約を重視しているのでヒュエルレプリカを12月から始めてみようと思う。フランスパン+ヒュエルレプリカの節約生活を。

まとめ

  • ヒュエルを作ろうと調べれば調べるほどヒュエルの完璧さに気づかされた。
  • 各商品で自作すれば安くは作れるが品質と栄養バランスの保証はない。
  • 安い野菜に栄養が少ないように安いサプリメントに品質の保証はない。
  • 完璧を求めない。身の丈にあった食生活を。
  • フランスパン1食26円+ヒュエルレプリカ1食143円=169円で今は妥協する。
  • FIREして食費を気にせずヒュエルを飲めるように節約を頑張る。

俺はヴィーガンではないが、落ちているゴミを拾うみたいなもんで、環境に良い悪いの二択があればいいほうを選ぶだけ。1日1食でもHuelを飲む人が増えれば食品ロスもなくなるし健康になるし、環境にも財布にもやさしいんじゃないかと思うだけ。忙しい朝にも余裕が生まれる。
しかし節約のために毎晩パン生地を作り、毎朝成型・焼成してる俺は時間の節約には全然なっていない(泣)。FIREしたらパン屋をするかも(笑)。

1食352円ですべての栄養を摂れるヒュエルは
財布・身体・環境にやさしい。

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