
節約生活をしているなかで最近米の価格が高騰。ほかに主食になるものは何かないか考えた結果、小麦に行き着いた。大前提として究極の節約の末、行き着いた答えだということで見てほしい。
小麦で何を作るのか。主食でいけそうなのはパン・うどん・ラーメン・パスタ・お好み焼き・ピザなどがある。このなかでも持ち運びが簡単、調味料をほぼ必要としない、食べるときに器がいらないとなるとパン一択。
あとはパンの種類だが総菜パン・菓子パンは材料がいるのでダメ。食パンは油脂・乳製品・卵を使うので費用が高くなる。そこで行き着いたのがフランスパン(バゲット)。
フランスパンは小麦・イースト・水・塩のたった4種類の素材だけで作ることができる。
作り方もこねてオーブンで焼くだけ。フランスパンの作り方と良い面を紹介していく。
この記事の目次【クリックでジャンプ】
フランスパンのメリット

メリット【健康面】
- カロリー低めでヘルシー。
- タンパク質・食物繊維が多い。
- 噛む回数が増えるので満腹感を得やすい。
- かたい食感で顎(あご)が鍛えられる。
フランスパンは小麦粉・イースト・塩・水のシンプルな素材でできているため、ほかのパンのように油脂・乳製品・卵・その他調味料・総菜が入っていないためカロリーが低くヘルシー。
小麦粉のなかでもタンパク質が多い準強力粉(強力粉と中力粉の間)を使うためタンパク質が多い。
小麦なので食物繊維も多く、便秘の予防・改善・解消にも役立つ。下腹ポッコリ解消。
フランスパンは油脂・卵・砂糖などが使われていないから他のパンに比べて皮が固くなる。固いと噛む回数が増え、少量でも満腹感を得やすく、顎も同時に鍛えられる。
メリット【経済面】
- 米に比べて安い。
- 買い物に行く回数が減る。
- 油脂を使わないので調理器具の洗い物が楽。
今年の夏に米の価格が高騰した。それまで10㎏3千円で買えたものが5千円になってしまった。節約生活している庶民の俺には1.6倍は痛すぎる。なので米の代わりになるものを楽天市場で探していたら25㎏、4,660円の強力粉を見つけた。ポイント11%の473円を差し引けば実質4,187円。10㎏あたりの価格は1,674円。米の1/3の価格で買えてしまった。こうして25㎏の小麦がなくなるまでパンを作り食べ続ける生活が始まった。
フランスパンは小麦粉・イースト・塩・水しか使わない。これらはどれも大容量で買えるものだ。以前は鶏むね肉と卵と米で生活していたがストックできるものではないので週一で買い物に行っていた。フランスパンで生活する限り買い物に行く必要はなくなった。小麦粉・イースト・塩は楽天市場で買えばいい。
たいていの料理では洗い物が大変だ。洗剤を使ったりお湯を使ったりして油汚れを落とさないといけない。フランスパン作りでは油脂を使わないので調理器具につくのは小麦粉だけ。使う調理器具はボール・まな板・ヘラ・スケッパー・クープナイフ。これらをサッと水で流せば小麦粉も流れていく。手も荒れないし、洗剤も使わないので環境にも財布にも優しい。
フランスパンの作り方

素人の俺の作り方を紹介する。極力手間はかけないようにしている。
必要な材料 2本分

必要な調理器具
・スケール
・ボール
・ゴムヘラ
・スケッパー(こねる・まぜる・切る・すくい取るができるカード型の道具)
・ペストリーボード(生地をこねたり伸ばしたりする作業板。まな板)
・粉ふるい
・クープナイフ(カッター・包丁でも可)
・クッキングシート
作業手順
1.ボールに強力粉・塩・ドライイーストを量り混ぜ合わせる。
2.水を入れてヘラで粉気がなくなるまでよく混ぜる。
3.ラップをかけて常温で20分保存→パンチ(生地をたたみ直すこと)。2回繰り返す。【1次発酵】
パンチとは発酵中に発生した炭酸ガスを抜くこと。
イーストの働きが活発になり生地が強くなる。粉の風味やボリュームが出る。
4.35℃で1時間発酵。(オーブンレンジの発酵機能を使う)
5.冷蔵庫で一晩寝かす。(8時間以上)
6.生地を温める。35℃で30分。【復温】
7.オーブンを250℃で余熱。タルトストーンも過熱する。(なければ直前に霧吹き)
8.生地を100gずつに分ける。生地を伸ばして三つ折りにする。
9.余熱完了直前にクープを入れる。(小麦粉をかけるとクープを入れやすい)
クープとは生地の表面に入れる切り込みのこと。
クープの役割はパン生地を膨らませる。火の通りを良くする。見た目を良くする。
10. 余熱完了したら250℃で15分焼く。(途中で反転させるとムラなく焼ける)
11. 完成。
発酵にしっかり時間をかけることでフランスパン本来の風味と見た目を良くすることができる。
俺のやり方は時短で最低限やることのみやっている。節約のためのパン作りだからだ。
節約と栄養の両立

11月5日に楽天市場で25㎏の強力粉(小麦粉)を購入した。これがなくなるまではひたすらフランスパンを食べていく。小麦だけでは節約にはなるが栄養面での偏りは否めない。趣味でガチ筋トレしてる俺としては栄養不足は許されない。
完全栄養食 Huel(ヒュエル)
節約系インフルエンサーで月の食費が1万円とかは栄養面は完全無視。俺はそれはしたくない。かつ食費を最大限に落としたい。そこで行き着いたのが完全栄養食『Huel』。このHuel(ヒュエル)という商品はその名のとおり全ての栄養素が入っているもの。商品詳細はこちら→Huel(ヒュエル) HP
ヒュエルのデメリット
完全栄養食にもデメリットは3つある。
・5食で完全なので割とお金がかかる。
・飲料なので顎(あご)をまったく使わない。
・食事の楽しみがなくなる。
1つ目の割とお金がかかるは、ヒュエルは1食352円。これを5食だと1,760円。1か月は52,800円。
1か月の食費が52,800円は一般的にかなり高いほうだと思うのでヒュエルだけは財布の面でおすすめしない。
ヒュエルとプロテインの違いはヒュエルには炭水化物・脂質・食物繊維が多く含まれていること。プロテインが完全ではないのはこれらが入っていないから。そこで俺は1日4回のプロテインにヒュエルを25%分入れることでヒュエルの栄養素をプロテインに追加している。ヒュエルの価格を1日352円に抑えることをしている。
栄養素は完全ではなくなるが0と1では大きな差になる。ここにフランスパンが入ることで炭水化物と食物繊維を補うことができる。あとは脂質が足りないのでプロテインにオリーブオイルを追加することでタンパク質の吸収がゆっくりになり、血中アミノ酸濃度を次の食事まで維持できるので筋肉を常時回復できる目的や、脂質不足を補える。
2つ目の顎を使わないは、フランスパンはパンの中でもシンプルな素材ゆえ水分量が少なく、噛み応えがあるパンなのでよく噛むことになる。
3つ目の食事の楽しみがなくなるは、俺の場合プロテインとフランスパンのみの究極の食事を実践している。今は節約と時短に100%振っているからだ。ヒュエル創始者のジュリアン・ハーン氏は1日2食をヒュエルで夕食は家族と料理を楽しんでいると言っているように、必要に応じて忙しい朝のみや朝昼の2食を置き換えなどライフスタイルに合わせて変更するとよい。
フランスパン生活のすすめ

究極の節約が前提だと再度伝えておく。世界三大穀物は小麦・米・トウモロコシ。主食とするなら小麦か米の二択。米が高騰している今、小麦で乗り切る。
米より小麦が優秀なのは価格、タンパク質と食物繊維の量、顎の強化と腹持ちの良さの3つ。小麦で足りないものは完全栄養食ヒュエル、プロテインパウダー、オリーブオイルで補う。まだ開始したばかりなので体調面と筋量面への影響はこれから調査していく。自分の体で。経済面では間違いなく絶大な効果を発揮するだろう。
資産がパンとともに膨らんでいくことを願う。
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