
40歳会社員の俺が毎月15万円入金したときの60歳時の資産額
8,800万円
(15万円×12か月×20年をS&P500年利8%の場合)
楽天証券 積立かんたんシュミレーション
なぜこうなるのか。なぜNISAは絶対やるべきなのかについて投資初心者がやるべき理由を解説する。
下図はS&P500のグラフ。アメリカを代表する500社の株価は長期で右肩上がり。
Google Finance S&P500 27年チャート
この記事の目次【クリックでジャンプ】
NISAとは

- 少額投資非課税制度。100円からでも投資可能。
- NISAはNippon Individual Savings Accountの略語。日本個人貯蓄口座という意味。
- 株式や投資信託の配当金や分配金、値上がりで得られた売却益が非課税になる。
- 対象は18歳以上で日本に住所がある人。
- 1人1口座まで。
- 投資上限は年間360万円、生涯1,800万円。
- 口座開設期間や非課税保有期間に制限がない。
NISAは国の税制優遇制度。社会保険料や消費税が上がって生活が苦しくなるなか、
労働や投資で賄おうとして稼いでも20%の税金は必ず取られる。
しかし、NISAで増やした資産からは税金は取られない。
税金というムチからは逃れられないがNISAというアメだけはしっかり拾え。
NISAのメリット

- 運用益や配当金に税金がかからない。
- 通常、投資の利益には20.315%の税金がかかるがNISA口座で運用すれば非課税になる。
税金内訳(所得税15%+住民税5%+復興特別所得税0.315%)
- 通常、投資の利益には20.315%の税金がかかるがNISA口座で運用すれば非課税になる。
- 少額から始められる。
- 100円から投資できるので投資初心者でも始めやすい。
- 確定申告が不要。
- 計算をしたり、書類を書いたりの手間がない。
確定申告とは1月1日~12月31日の1年間に得た所得とそれにかかる税金の額を計算し、
翌年の決められた期間に税務署に報告・納税する作業のこと。
- 計算をしたり、書類を書いたりの手間がない。
NISAのデメリット

NISAは間違いなく神制度だ。よく切れる包丁と同じで便利なものも使い方を間違えると危険。
NISAのデメリットと対策を解説していく。
- 元本割れの可能性がある。
⇒株価は常に変動するから買ってすぐに下がることもある。
NISAは長期・積立・分散投資が原則。
S&P500に連動した投資信託を買うこと。過去50年の年間平均リターンは9.9%。 - 損益通算ができない。
⇒損益通算とは同一年度内で発生した利益と損失を相殺すること。S&P500のように
長期的には右肩上がりの商品を積み立てることで損失を出さないようにできる。
売買を繰り返さない長期・積立・分散投資には心配無用。 - 資産形成に時間がかかる。
⇒100万円を1年かけて8万円(年利8%として)しか増えないというのなら、人によっては
その100万円で事業をすることによって何倍にも増やすことも可能だ。自分に投資する
ことが年利8%以上の価値があると思うならば自己投資したほうがいい。 - 資金不足による継続の難しさ。
NISAは長期・積立・分散投資が原則。
入れたり出したり入れなかったりするのは投資のリターンの低下につながる。
いつが株価が高くて、いつが一番低いかは誰にもわからない。
毎月定額で買うことによって株価が高いときは少なく、低いときは多く買える。
だから、毎月一定額を積立することが大切。これをドルコスト平均法という。
NISAのデメリットはどれも継続できないことで発生するものである。継続さえして
しまえればデメリットではなくなるので余剰資金を確保したうえで投資をするようにしたい。
NISAをやるべき理由

NISAは少額投資非課税制度。
投資で得られた利益には通常20.315%の税金がかかるがNISAでは非課税になる。
たとえば100万円投資して110万円になって売却した場合、利益の10万円のうち2万円が税金になるNISAでは10万円丸々儲け。これが100万円の利益だったら20万円持っていかれるのは辛すぎる。
NISAは1,800万円まで非課税にしてくれる神制度。
毎月3万円を20年間投資したら1,760万円になる(S&P500の過去20年平均リターンは約8%)。
元本720万円に対し、運用収益は1,000万円を超えるので約2.5倍。銀行預金では金利高めの
0.35%でも20年で25万円しか増えない。
20年も経てばインフレ(物価上昇)しているから720万円の価値は元本割れしていることになる。
例えば俺の場合、10月から毎月15万円積立を開始した。楽天証券の楽天プラスS&P500を
12か月積立で運用収益は67,000円。67,000円を12か月で割ると1か月あたり約5,500円。
給料が5,500円も上がることなんて俺の場合はまずない。
10年で昇給したのが合計19,000円だからだ。1年に均したら1,900円。
NISAなら1年目で毎月5,500円、2年で18,000円、3年で32,000円、10年で168,000円と増えていく
(年利8%換算)。俺の場合は自己投資より投資信託で運用するほうが収入は増えていく(と思う)。
駐車係は自己投資しても意味はない(泣)。
給料が上がらない会社員ならNISAで資産形成をするべきだと俺は思う。
NISAの口座開設

これまでNISAのメリット・デメリットを解説してきた。続いてNISAの利用方法についてだが
色々な選択肢を持つと初心者は迷うことになるので俺のおすすめの手順で説明していく。
- 楽天証券で口座開設。
⇒ネット証券と総合証券(店舗)があるが店舗は手数料が高い。 - NISA口座を開設。
⇒口座開設の申し込み
スマホで本人確認
ログインIDの受取
初期設定・マイナンバー登録(仮開設)
NISA口座の開設完了(本開設) - 積立設定をする。
⇒楽天証券HP
NISA
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楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド(もしくはオールカントリー)
積立設定をして完了
口座開設、積立設定さえしてしまえば勝手に資産が増えていく。
4人に1人しかしていないNISA。正しい情報を取り入れて正しく資産形成してほしい。
まとめ

- NISAは国の税制優遇制度。投資の利益が非課税(通常は20.315%かかる)。
- 投資上限は年間360万円。生涯1,800万円。
- 100円から投資可能。確定申告不要。初心者でも始めやすい。
- S&P500の過去50年の年間平均リターンは9.9%。
- 給料が上がらない会社員はNISAで資産形成。
- 口座は楽天証券、商品は楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド(またはオルカン)。
- NISA人口は4人に1人。25%の資産家を目指そう。
(資産運用)r>g(労働)
資産運用により得られる富は、労働によって得られる富よりも成長が早い。
経済学者トマ・ピケティ
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